ゴールデンの子犬「和栗(わぐり)」の成長日記

避妊手術はいつがいい?|和栗の成長日記

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和栗も早いもので6ヶ月になりました。

日々元気が有り余るようです。

トップの写真は一番お利口そうにみえる写真を使ってみました。

 

和栗はワクチンもノミダニ予防もOKなのですが、

あと一つ残っている事があります。

避妊手術です。

 

 

避妊手術のメリットは

・乳腺腫瘍の予防

・子宮蓄膿症の予防

・発情のストレスからの開放

などです。

 

子宮蓄膿症は未避妊の子の約20%以上がなり、命にかかわる病気です。

発情中に全く食べなくなる子も多いので、発情のストレスも相当なものだと思います。

また乳腺腫瘍も未避妊では非常に発生率が高いです。

 

和栗が避妊手術をすること自体は決定です。

 

ではいつの時期にしようか…

今日は避妊手術についてもう一度考え直してみようと思います。

 

当院では避妊手術は、通常6ヶ月くらいを目安にしています。

麻酔と病気の予防効果のバランスが最も良いからです。

小型犬であれば6ヶ月の避妊でとくに迷うことはありません。

 

しかし、大型犬になってくると少し話が変わってきます。

避妊手術は時期によって、『関節疾患や腫瘍の起きやすさ』が変わります。

できるだけ病気なく長生きしてほしいですから。

 

股関節形成不全や、前十字靭帯断裂などの関節の病気は、1歳くらいで手術が一番発生が低くなります

6ヶ月より前の手術より15%以上発生率が下がります。

 

実は和栗は股関節形成不全の疑いがあります。

股関節形成不全は、後ろ足と骨盤の関節がうまくできない病気です。

レントゲンでは明らかではないのですが、どうも歩き方が怪しいのです。

 

 

腫瘍の発生率も変わります

リンパ腫の発生は6−11ヶ月の避妊手術より、1歳齢での手術の方が数%下がります。

逆に血管肉腫と肥満細胞腫の発生は数%あがります。

1歳以下の避妊手術では骨肉腫の発生率が上がります。

 

(今回のデータは骨肉腫以外、全てゴールデンレトリーバーのメスに限った論文から引用してます。

犬種によってはほとんど腫瘍の発生に影響しない事もあるようです。)

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うーん…なかなか悩ましい問題です。

 

時期によって一長一短はありますが、

和栗は、股関節の問題と、腫瘍の発生率をトータルして考えると

1歳すぎたくらいの避妊手術がいいのかと思います。

 

ちなみに1歳を越えた大型犬の避妊手術は結構大変です。

生後6ヶ月よりも傷口は大きくなりますが、

将来の事を考えれば大した事ではないのかと思ってます。

 

避妊手術もその子によりタイミングが違います。

いつするか、そもそもするべきか迷ったらぜひご相談ください。

 

今回は細かい話になりましたが、何がその子にとって良いのかを常に考え

新しい情報と照らし合わせる事が獣医師の努めだと思います。

 

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